ハウスクリーニングという言葉は聞いたことはあるでしょうか?
日本では割と定着してきた言葉だと思いますが、あらためて説明すると、
ハウスクリーニングとは、家庭の掃除を代行するサービスのことです。
例えば、お風呂の掃除、台所の掃除、エアコンの掃除、カーペットの掃除、
階段の掃除、窓ガラスの掃除、屋根の掃除、屋根裏の掃除、庭の掃除、
物置の掃除・・・などなど。現在社会で働く女性が増えたことで、
ハウスクリーニングのニーズも高まってきています。今回は、そんな
ハウスクリーニング業者の原価や利益のお話をしていきたいと思います。
まず、ハウスクリーニングの内容を大きく2つに分けると、
普段は全く掃除しない、または掃除できない場所を特殊な掃除用具や
特殊な掃除用の洗剤を使って掃除する専門技術型(専門技術タイプ)の
掃除内容と、一般的に普通に家庭で行っている掃除機がけや部屋の掃除
などの日常的な掃除を行う家事代行型(家事代行タイプ)の掃除内容とが
あります。家事代行タイプの契約では、週1~2回、月1~2回…などの
契約タイプになってる場合が多いです。(もちろん、1回きりの契約も
ありますが…。) このハウスクリーニング料金は業者によってさまざま
ですが、だいたい週1回の請負で、1万数千円~2万円前後が相場です。
内容は、初回の申し込み時に見積もりを行い、2~3人の女性清掃員を
派遣します。女性清掃員が派遣されるのは、女性は掃除が上手いという
イメージ的なものでしょう。ただ、特殊な掃除用具を使う場合には、
男性清掃員が行うことが多いですね。それと、ハウスクリーニング業界は、
フランチャイズ店も多いです。月々のフランチャイズ料金は取られますが、
特殊な洗剤や特殊な掃除用の用具などを用意できたり、掃除ノウハウの
提供があるので、FC(フランチャイズ)加盟することは、それなりの
メリットはあると思います。それでは、原価と利益の内訳を書いて行きます。
まず、月間売上が200万円で、家事代行をメインの業務としている
FC店(フランチャイズ店)を例に挙げます。月間売上が200万円の内、
洗剤代などの売上原価は40万円。人件費は、65万円です。ガソリン代、
お店事務所の家賃、光熱費、通信費などの諸経費は、35万円です。
減価償却費は、10万円。このモデルケースだと、利益は、50万円と
なります。粗利益率は、80%です。ハウスクリーニング業自体は、
掃除用具や洗剤、そして移動に使う自動車があれば、比較的簡単に
開業できます。ハウスクリーニング事業で成功するポイントとしては、
年末年始、新シーズンがスタートする前後である3月と4月、
梅雨、エアコンを使う初夏前などの繁盛時期を逃さないことです。
それと、1度受けた仕事を確実、丁寧にしっかり行うことで、
リピーターがついたり、また、お客さんのクチコミで新規顧客を
獲得できますので、きめ細かなサービスや丁寧な仕事を行うことを、
いつも忘れないようにしたいですね。
