お弁当屋さんの利益やお弁当の原価ってちょっと興味がありますよね。
今回は、フランチャイズ店(チェーン店)のお弁当屋さんの原価や利益
のお話をしますね。標準的な15坪のお店のフランチャイズ店を
例として挙げると、客単価の平均は、約600円。1日の平均客数は、
一般的なオフィス街と仮定して、約220人。これらを月25日の
営業日数として考え、月間の売上を計算すると、月間売上金額は、
約330万円となります。この330万円の内訳は、お弁当の食材の
仕入れ費用、約155万円。人件費として、約65万円。光熱費などの
諸経費が約30万円。フランチャイズ加盟店としてのロイヤルテイーの
支払いが約10万円。原価償却費が約10万円となります。利益は約60万円。
このケースだと、このお弁当屋さんの粗利益は、約53%と高い。
ここで、フランチャイズに加盟するメリットも説明したい。
フランチャイズに加盟することで、すでに確立してあるお弁当店としての
さまざまなノウハウが利用でき、フランチャイズチェーン全体で、
食材や食包材(容器や割り箸)などを大量に購入できるため、仕入れコストを
大幅に抑えることができます。また、フランチャイズ店のネームバリューが
使えるのもメリットのひとつと言えます。それにレジのPOSシステムにより、
売上データの分析や管理、どの食材がどのくらい必要なのかをデータから、
予測や分析ができ、合理的な仕入れをすることができます。これらの
長年蓄積されたデータも利用できるという強みもあります。フランチャイズの
お弁当屋さんは、客数さえ確保できるのならば、結構利益率が高いんですね。
